【腰痛・脊柱管狭窄の症例】高齢の慢性腰痛と歩行

数年前からの慢性腰痛が進行した例

整形外科で言われた脊柱管狭窄症とその影響とは

施術後の改善と日常生活への影響

 

60代女性 主婦 渋谷区在住

腰痛 

◆来院までの経緯について◆

若い頃から慢性的な腰痛に悩んでおり、50台後半ころから片足のしびれや、長時間の歩行で足にだるさを感じるようになった。最寄り駅までの10分の距離は可能だが、駅に上がる階段はつらい。整形外科で脊柱管狭窄症と診断され、いくつかの治療法を試したが改善が見られなかった。自宅での生活や買い物に支障が出ており、日常生活の質が低下していると感じている。

 

◆初回の状態と症状について◆

1、痛みは左のおしりから太ももにかけてじんわり広がる嫌な痛み
2、日によって膝関節より下にも痛みが出る
3、腰を反らせる動作が怖く、前にかがんでいる方が楽な感じ
4、長時間歩くことが困難になってきたと感じている

 

◆検査とカイロプラティック施術◆

姿 勢:前屈姿勢、膝の軽度屈曲
可動域:背骨の軽度側弯、上部腰椎、胸椎の可動域低下
筋力検査:大腿四頭筋の筋力低下、背筋の左右差が顕著
筋 肉:背部の筋肉(肩甲骨まわり、腰部の背筋)が緊張、太ももと裏側とふくらはぎの筋肉が硬い
神経系:背面の筋肉が過度に緊張している交感神経優位な状態

 
施術1 胸椎の矯正と腰椎の緩やかな矯正
施術2 太もも裏(ハムストリング)、ふくらはぎのトリートメント
施術3 腹筋を使いやすくする操作
施術4 正しい姿勢を保つための指導、姿勢矯正
施術5 太もも裏のストレッチの練習と自宅でのケアアドバイス

 

◆その後について◆

施術開始から3回目の時点で痛みの程度が変化して、足が重い不快感が軽減した。その後徐々に歩行距離が長くなり、8回目の施術時には足のしびれがも7割方楽になった。これまで病院や他の治療法では改善が見られなかったが、施術により神経痛が解消され、日常生活の快適さが戻ってきた。旅行や買い物にも積極的に出かけられるようになり、非常に喜ばれている。
 

◆担当カイロプラクターのコメント◆

●脊柱管狭窄は変形だけとは限らない

腰痛や神経痛は、多くの場合、筋肉の緊張や関節の不整合が関与しています。特に高齢者の場合、加齢に伴い筋力や関節の柔軟性が低下し、腰痛や歩行機能低下の原因となることがあります。たしかに本症例では、脊柱管狭窄症と診断されており、骨の変形も少なからず確認されています。ですが、特に腰痛や神経痛は姿勢の悪さ、筋力の低下、関節の可動制限が影響している割合も多く、見た目にとらわれることなく体のlk異能に着目することが大切です。


高齢者の腰痛においては筋肉、筋膜のトリートメントや関節の調整が重要です。背骨や骨盤を適切に矯正することで、筋肉や関節にかかる負担を軽減し、症状の変化が期待できます。また、弱化した筋肉に対しては可能なエクササイズを行い、全体的なバランスの改善を促します。高齢でも筋肉が発達することは承知のとおりです。


●最後に

症状に悩まされている場合は、生活習慣の見直しやストレス管理も重要です。ストレスは神経系を興奮させ、背筋の緊張を引き起こします。脊柱管狭窄は背面の緊張が深く関わっていることが多く、ストレスが腰痛を悪化させている可能性は否定できません。
リラクゼーションや適度な運動、十分な睡眠が腰痛の改善に寄与することがあります。


当院では、カイロプラクティックの関節調整に加えて、最新の筋トリートメントやエクササイズ指導を通じて、腰痛の根本的な改善をサポートしています。患者様の生活の質を向上させるために、継続的な施術と正しい生活習慣の実践をお勧めし、全力でサポートいたします。

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