🏌️♂️ ゴルフスイングで左膝の痛みにお悩みだった40代男性の症例
【来院の背景】
40代男性、ゴルフ歴17年。月に2回のラウンド。
約3ヶ月前から、特にゴルフスイング中に左膝に痛みが続くようになり、このまま痛みを抱えながらゴルフを続けることに不安を感じていらっしゃいました。
ご自身でもスクワットなど足腰の筋力トレーニングをされていましたが、改善にまでは至らず。体の歪みが関係しているのかもしれないとフィジック恵比寿に来院されました。
【検査と原因】
TPIスクリーニングとカイロ検査の結果:
- 足関節(足首)の可動制限:
スイング中、足首は地面からの強い反発力(地面反力)を受け止め、そのエネルギーを効率よく上半身へ伝えるという重要な役割を担っています。
しかし、足首が硬い、特に足の甲をすねに近づける動き(背屈)が十分にできないと、このエネルギー伝達が妨げられます。
本来、膝は曲げ伸ばしの動きには強い関節ですが、ひねりや圧迫のような力にはあまり適していません。ところが、足首の動きが硬いままだと、その分の動きを膝が無理にかばおうとしてしまい、ひねりや圧縮のような負担が必要以上にかかってしまいます。
これは代償運動と呼ばれ、膝のクッション材である半月板や関節軟骨に大きな負担をかけます。 - 股関節の内旋制限:
股関節の可動制限はスイング中に体が横に流れやすく(スウェイ、スライド)なり、外側広筋や内転筋を過剰に使い、横移動を安定させようとします。このような代償運動は膝関節への負荷をさらに強めるリスクがあります。 - 殿筋の筋力低下:
殿筋は骨盤を正しい位置に安定させ、スムーズなダウンスイングに不可欠です。
殿筋の筋力低下はアーリーエクステンションが起こりやすくなり、前傾角度が浅くなることで、膝の回旋ストレスが増える要因になります。
足首や股関節の柔軟性が低下すると、スイングの効率が落ちるだけでなく、膝関節に不要なストレスがかかり、膝の痛みや半月板の損傷リスクにつながります。
【施術内容】
- 足関節、股関節、胸椎など、可動性が制限されていた関節の矯正を行い、動きの改善を図りました。
- 左膝関節周囲に加え、太ももや臀部など、膝の動きに関連する筋肉の筋膜リリースを行い、組織の柔軟性を高めました。
- 膝の内側広筋とハムストリングをエクササイズし、膝の安定性を強化しました。
- 体幹の安定化トレーニングやコーディネーショントレーニングをアドバイスしました。
- ご自宅でも継続できるよう、足首や股関節の可動域を広げるためのセルフケア・エクササイズを個別にご提案しました。
【経過・結果】
施術と自宅でのエクササイズに取り組んでいただいた結果、4回目の来院時に左膝の痛みが軽減をみせ、10回目の来院時には膝の痛みを気にすることなく、ゴルフができるようになったと報告を受けています。
現在は膝の筋力強化をしつつ、足首と股関節の動きをさらに良くするためにケアを続けられています。
【お客様の声】
「3ヶ月以上痛みが続いて、スクワットとか自分なりに頑張ってもダメで…体の歪みを整えたら変わるかもしれないと思って相談しました。
そしたら体の動きが良くなって、スイング中に膝の痛みを気にしなくなっただけでなく、何だか楽に体が回るようになった気がします。
また気持ちよくゴルフができるようになって本当に嬉しいです。」
【担当コメント】
ゴルフにおける膝の痛みは、上下に位置する足関節や股関節の機能低下が影響していることが少なくありません。
個々のゴルファーの身体の特性や運動連鎖のどこに問題があるのかを明確にし、全身のバランスを整えていくことが痛みの改善と再発予防、さらにはパフォーマンス向上への鍵となります。
フィジック恵比寿ではゴルフのお悩みの解決に向けてオーダーメイドなケアをご提案いたします。お困りの方はぜひご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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