🏌️‍♂️【40代ゴルファーの首の痛み対策】首に負担が集中するスイングの特徴と改善アプローチ

【症例紹介】インパクト~フォローの時に感じる首の痛み

年齢・性別:47歳・男性

ゴルフ歴:約15年(平均スコア90台)

主訴:スイング中に首の左側に違和感/インパクト~フォロー時ピキッとした痛み

ライフスタイル:週1~2回練習・月1〜2ラウンド


「スイングで首にピキッと…」――どこに行っても改善しなかった理由とは

長年ゴルフを楽しむ中で、1年前からドライバーやアイアンのインパクト~フォローにかけて首の左側(後頚部〜肩上部)に鋭い痛みを感じるように。

整形外科では「首の筋肉の損傷」と診断され、リハビリや痛み止めを処方されましたが改善せず。
「痛みをかばううちにスイング自体も調子が悪くなってきた」とのお悩みで来院されました。


首の痛み ゴルフ

原因は「回旋可動域の減少」と「足と股関節の使い方のクセ」

筋肉や骨格の機能評価とTPIスクリーニングから、以下のような体の傾向がみられました:

  • 頸椎の左回旋制限と肩甲骨の安定性低下:スイングに必要な可動性と安定性が減少
  • 胸椎(T4〜T8)の回旋制限:上半身の捻転不足を首や肩で代償することにつながる
  • 股関節の回旋制限、バランス感覚の低下:スウェイやスライドが起こりやすくなり、首が“ブレーキ役”に
  • 前傾姿勢の崩れ:デスクワークによる猫背が首の緊張を引き起こしていた

足腰や回旋に必要な可動域が減少すると、スイング中にスウェイやスライドなどの横方向への動きが大きくなります。
特にゴルフはボールの位置が固定されているため、横移動が大きくなると体のどこかでそれ以上、動かないようにブレーキをかける必要が出てきます。
その“ブレーキ役”を首が担ってしまうと、スイングのたびに首に負担が集中し、痛みや違和感につながりやすいと考えられます。


【施術とアプローチ】首だけでなく“全身の連動性”を高める

  • 首まわり(胸鎖乳突筋・斜角筋・僧帽筋)のリリースと頸椎の可動性を改善
  • 肩甲骨と胸郭の動きを引き出す可動域トレーニング
  • 胸椎〜骨盤の回旋連動を高める体幹トレーニング
  • 足のバランストレーニングと股関節の回旋エクササイズ
  • デスクワーク姿勢に合わせた背骨のストレッチと呼吸改善のセルフケア

3回目の施術を終えた頃から、「スイング中の首の痛みが気にならなくなってきた」とのお声をいただきました。
動かしにくかった足腰や背中の可動域が改善されたことで、動きに余裕が生まれ、スイングテンポも安定。ミスショットも減ってきたそうです。


【お客様の声】

「痛みの場所ばかり気にしていたけど、体全体の動きが大事だったんですね」
どこへ行っても首だけを診てもらうことばかりでしたが、ここでは全身を見ていただき、「どうして首に負担がかかっていたのか」がよく分かりました。
今では痛みがないだけでなく、ゴルフがとても楽しくなっています。


スイングの負担は“体の連動性アップ”で変えられる

首の痛みは、疲労や年齢のせいではなく、「スイングのクセ」「可動域の制限」「日常の姿勢」によって引き起こされることが多々あります。

フィジック恵比寿では、ゴルファー専門の身体評価を通じて、“なぜそこが痛むのか”を明確にし、根本からの改善を目指すケアをご提供しています。

「また気持ちよくゴルフがしたい」
その思いを、私たちが全力でお手伝いします。

 

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