歩き方を整えるマタニティ・ハンズケア
妊娠後期になると、膝や足の痛みに悩まされる妊婦さんが増えてきます。歩いたり立ち上がるときにズキッとくる膝の痛み、立ち仕事の後に感じる足のだるさ、外反母趾の悪化など、妊娠前には感じなかったトラブルが日常の動作をつらくすることも少なくありません。
「体重が増えたから仕方ない」とあきらめる前に、妊娠中の体の変化を正しく理解し、負担を軽減する方法を知ることが大切です。
膝や足に負担がかかる妊娠期特有の理由
妊娠中は体重増加とともに重心が前方へと移動し、歩き方や姿勢に変化が起こります。これにより膝関節や足首への負担が大きくなり、膝の痛み、足のむくみ、さらには外反母趾の悪化へとつながります。
また、ハイヒールやパンプスを履いていた習慣がある方や、長時間の立ち仕事が続く方は特に影響を受けやすい傾向があります。
筋力の低下と歩行バランスの崩れ
妊娠により腹筋や太ももの筋力が低下すると、身体全体を支えるバランスが崩れやすくなります。特に太ももの筋肉(大腿四頭筋やハムストリングス)や骨盤周囲の安定性に関わる筋肉が弱ると、膝への負担が増加し、歩くたびに痛みが出やすくなります。さらに、足のアーチが崩れたり、靴が合わなくなったりすることで痛みが助長されるケースもあります。
フィジック恵比寿のマタニティ・ハンズケアの取り組み
当院では、まず姿勢と歩き方を丁寧に観察し、膝や足の痛みの根本原因を明らかにします。そして、妊婦さんの体にやさしい手技を用いて骨盤のゆがみや下半身のアライメントを調整します。
必要に応じて、足のアーチや膝のねじれに対応する調整も行います。特に「歩く」ことに特化した調整には、膝関節の可動域や半月板の負担、足首の柔軟性にまで目を向けた施術を行います。
おなか、骨盤底筋、太ももの筋力低下に対応するリハビリ的な運動アドバイスや、負担の少ない歩き方指導も行っています。過去にパンプスやハイヒールを長年履いていた方は、妊娠中に足の問題が出やすいでの要注意です。足趾の運動やアーチサポートの指導も好評です。むくみや冷えがある場合は、体液循環を改善する施術やセルフケアのアドバイスも併用します。
【まとめ】
妊娠中の膝や足の痛みは、体の構造的な変化や筋力低下、生活習慣の影響が複雑に関係しています。
フィジック恵比寿の「マタニティ・ハンズケア」では、妊婦さん一人ひとりの身体の状態を丁寧に見極めながら、やさしく安全な施術と実践しやすいアドバイスで、歩きやすい体づくりをサポートしています。
「毎日の移動がつらい」「立ち仕事がたいへん」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
歩くことや日常の動作が快適になると、気持ちも前向きで安らぎに満ちたマタニティライフを送ることができます。