最新のセラピーツール:IASTM
リハビリテーションの先進国である米国やイギリスなどの欧米では、筋肉や靭帯など軟部組織の治療の主流として、IASTM Tools(Instrument-Assisted Soft-Tissue Mobilization)がここ数年で台頭してきました。
アスリートの手術回復のために開発された、ステンレス加工の様々なソフトティッシュー・セラピーツールが知られています。
中でも米国のカイロプラクターが開発したMyo-bar、ロールスロイスと同じ高級ステンレスを用いたiam toolsなどの他、機能と運動連鎖の回復を目的としたものなどが、クリニックやスポーツの現場での効果を発揮しています。
フィジック恵比寿店では、米国や英国から最先端の研究データと治療ツールを取り寄せ、様々なIASTM Toolsの中から体型や部位に応じた最適なツールを選択し、筋膜病変や機能障害の回復をお手伝いしています。
IASTMツールが発揮する効果
- 怪我の回復効果:リハビリテーションの効率を最大限に引き出す
- 筋肉の緩和:慢性化した筋肉の緊張と固まりを解きほぐす
- 深部組織に届く:手や指では届かない深部の組織に働きかける
- 組織の回復:線維癒着を効率的にリリース(正常化)する
- 可動性の回復:ストレッチ効果が長期間にわたり持続する
- むくみの解消:血液やリンパの循環を向上して浮腫を解消する
IASTMは、人間工学に基づいて設計されたステンレスツールが人体のあらゆる部位の形状にフィットします。流線形をしたステンレスの凹凸により、皮フや筋膜はもちろん、体の深層筋や結合組織の病変部位をしっかり捉えてくれます。
人の耳に聞こえる音を増幅してくれる補聴器と同じように、ステンレスバーは人の手が感じる感覚を増幅する作用があります。筋肉や結合組織の線維癒着や可動制限を見つけ出すことに優れており、より正確な部位への治療が可能になります。
IASTM Toolsの適応症
- 瘢痕組織の回復促進
- 靭帯や関節包の癒着
- 捻挫や怪我の回復促進
- 筋挫傷、肉離れの早期回復
- むくみ、浮腫の解消
- 手術痕の治癒促進
- 筋筋膜痛症候群、トリガーポイント
- 肩板炎、ローテーターカフの回復
- 頚椎捻挫、腰椎捻挫の治癒促進
- 腱鞘炎、手根管症候群
- 内側上顆炎、外側上顆炎
- 鵞足炎、腸脛靭帯炎
- オスグットシュラター、膝蓋靭帯炎
- シンスプリント
- 足底筋膜炎、アキレス腱炎
- 線維筋痛症など
IASTM×カイロプラクティックの可能性
マッサージ、整体、電気療法などを受けていたり、痛み止めや抗炎症剤などの処方により一時的な痛みの緩和で我慢している方、慢性のコリや痛みを何度も繰り返している方は、筋肉や靭帯など軟部組織の完全な回復が必要となります。
IASTMツールにより長期間放置していた軟部組織の損傷を回復させ、関節の歪みを矯正して神経系の正しい機能を取り戻すことで、かなりの効果が期待できます。
多くの損傷は、神経機能の乱れ、血液循環の低下、組織の回復遅延という負のサイクルが生じています。
これらのサイクルを根本からきちんと正して健全な組織を取り戻すことが重要です。痛みの解放後にリハビリテーションの効率を上げ、機能の回復を最大限に発揮する。そのためにIASTMツールを用いることをお勧めします。
フィジックが提案する軟部組織の治療計画
- カイロプラクティックの関節矯正、神経系の回復
- IASTMツールによる軟部組織の治癒促進
- 損傷部位の筋収縮、トレーニングの指導
- 正しい姿勢の指導、スポーツ動作の回復など
これらを状況に合わせて選択していただけます。
数回の施術段階で多くの方々がかなりの変化を実感されています。