<ゴルフ肘の症例>スイングの乱れによる肘内側の痛み

スイングの乱れが関与しているゴルフ肘

重く右肘の痛み

背骨の可動制限が原因で発生したフォロースルーの乱れ

 

40代男性 ゴルフ愛好歴4年 江東区在住

 

◆来院までの経緯について◆
最近、スイング時に右腕の疲れが溜まりやすくなり、スイングが以前よりブレていることに気づいた。特にフォロースルーの際に肘に負担がかかり、プレー後には右肘の内側に痛みが出るようになった。ストレッチを以前ほど頻繁に行っていなかったこともあり、痛みが続いている。これ以上悪化しないようにと、インターネットで当院を見つけて来院した。


◆初回の状態と症状について◆
ゴルフのスイング動作で右肘の内側に鋭い痛みがある
特に左への回旋動作が制限され、フォロースルー時に痛みが強くなる
肘を押すと痛みが強まり、局所に炎症の兆候が見られる
ゴルフプレー後、痛みが持続し、日常生活でも肘の使いにくさを感じる



◆検査とカイロプラクティック施術◆
検査1: 右前腕屈筋群の過緊張と短縮
検査2: 肘の内側の腱と筋膜に硬化と癒着が見られる
検査3: 背骨の左回旋制限が確認される
検査4: 骨盤の左右バランスの乱れ

施術1: 過緊張している筋肉のリリースとストレッチ
施術2: 肘の内側の硬化した腱と筋膜のリリース
施術3: 背骨の回旋制限を改善するための脊椎矯正
施術4: 骨盤のバランスを整える矯正と、ゴルフスイング改善のための指導


◆その後について◆

最初の3回の施術で、肘の痛みが軽減し、フォロースルーの動作も改善された。6回目の施術後には、ゴルフのプレー中に感じる痛みが大幅に減少し、スイングの安定性も向上。痛みの再発を防ぐため、姿勢改善やスイングのフォームを見直すエクササイズも併せて継続している。


◆担当カイロプラクターのコメント◆


●ゴルフ肘とは

ゴルフ肘、またの名を内側上顆炎は、前腕の屈筋群が過剰に使用されることで起こる障害です。特に頻繁なゴルフスイングによって肘に負担がかかり、炎症や筋膜の問題が生じることがあります。背骨の回旋制限や骨盤の不安定さが関与すると、スイングの軌道が乱れ、肘への負担が増すことがあり、肘のみならず全体的な調整が必要な場合が少なくありません。
アメリカの研究(American Academy of Orthopaedic Surgeons)によると、アマチュアゴルファーの10-20%がゴルフ肘を経験していると報告されています。このような統計からも、ゴルフ肘はゴルファーにとって一般的な問題であることがわかるかと思います。

肘の痛み、フィジック恵比寿


●背骨の回旋制限とゴルフ肘の関連性

ゴルフ肘の改善には、局所的なアプローチだけでなく、全身の機能を見直すことが重要です。背骨の回旋制限があると、スイングのフォロースルー時に無理な力が肘に加わり、痛みが発生しやすくなります。カイロプラクティックでは、背骨や骨盤のバランスを整えることで、スイングの動作をスムーズにし、肘への負担を軽減します。このような全身の調整により、痛みの根本原因を解消し、再発を防ぐことが可能です。



●カイロプラクティックがゴルフ肘に与える影響

カイロプラクティックは、ゴルフ肘の根本的な原因を解消するために、全身のバランスを整える施術を行います。筋肉や関節の調整だけでなく、ゴルフスイングにおける姿勢や動作の改善もサポートします。これにより、痛みの軽減とともに、プレーのパフォーマンス向上も期待できます。特にゴルフ肘では、日常的な動作や姿勢が影響を与えるため、早期の対応が重要です。


●最後に

当院では、ゴルフ肘をはじめとするスポーツ障害に対して、個別に最適な施術を提供しています。早期にご相談いただくことで、短期間での改善が期待できるため、我慢せずにお早めにご相談ください。
定期的にスポーツをされていた方が、怪我によって強制的に練習を休むことは強いストレスを生み出します。快適なプレーを長く続けるためにも、無理せずお気軽にご相談ください。

 

フィジック恵比寿
 
 

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