<テニス肘の症例>デスクワークによる肘外側の痛み

・デスクワークの後半に出る肘の痛み

・肘の外側が押すと痛い

・テニス肘に関わる姿勢や呼吸



40代女性 デスクワーク 目黒区在住

◆来院までの経緯について◆

1ヶ月前からデスクワーク中に右肘の外側に痛みを感じるようになった。痛みは夕方にかけて徐々に強くなり、最近は作業後も痛みが持続するようになった。一晩寝ても重だるい痛みが継続している。姿勢に関しては胸を張る動作が辛く、呼吸が浅く感じることもある。痛みの持続や悪化に不安を感じ、当院をインターネットで検索して来院。


◆初回の状態と症状について◆

1. 右手首を回内(内側に回す動作)すると肘の外側に鋭い痛みがある
2. 肘の外側を押すと1~2箇所に強い痛みを感じる
3. デスクワークの後半に肘から前腕にかけて重だるい痛みが強くなる
4. 胸を張る動作がつらく、呼吸が浅い


◆検査とカイロプラクティック施術◆

検査1: 右前腕の伸筋群に過緊張  
検査2: 肘の外側の腱、筋膜の短縮と癒着  
検査3: 肩甲骨と胸郭の可動域が制限  
検査4: 上部〜中部胸椎の可動制限


施術1: 過緊張している筋肉のストレッチとリリース  
施術2: 硬化した腱と筋膜のリリース
施術3: 胸椎と肩甲骨、胸郭の矯正
施術4: 前腕セルフストレッチの方法をアドバイス
テニス肘の治療、フィジック恵比寿


◆その後について◆

2回の施術で痛みの軽減が見られた。4回目の施術後には、まだ痛みは残っているものの、デスクワークの後半でも肘の症状が出にくくなった。胸を張る動作の向上や、呼吸の改善もあり、胸郭全体の柔軟性が向上している。御本人の希望もあり、現在は月に1回のメンテナンス施術に移行している。

◆担当カイロプラクターのコメント◆

●テニス肘とは

テニス肘、またの名を外側上顆炎は、前腕の伸筋群が過剰に使用されることで起こる障害です。デスクワーク中の反復的な手や腕の動きが主な原因となり、肘の外側に痛みが生じます。抗炎症剤の使用だけでは症状が取れないことも多く、そのようなケースでは腱や筋膜、各種関節の機能障害が関わっているため、カイロプラティックが役立つ場合も多くあります。
テニス肘はデスクワーカーも抱えやすい問題です。特に長時間のPC作業中、手首を持ち上げる動作が継続するため、肘の負担がかかりやすい傾向があります。症状がある程度進行すると、肩や背中の姿勢不良や呼吸の浅さも痛みに関与する場合があり、慢性化するほど様々な関連を考慮した施術計画が大切です。
手首、肘の治療、テニス肘


●テニス肘と筋膜の関連性

テニス肘は炎症と言われていますが、筋膜や腱などの組織が関与しているケースも珍しくありません。癒着や短縮、血流や神経伝達の乱れなど、様々な要因が肘の回復を遅らせていることがあります。当院ではカイロプラティックによる矯正のみならず、専門的なツールによって筋膜や腱の緊張を和らげ、血流を改善し、症状の緩和を促していきます。


●カイロプラクティックがテニス肘に与える影響

先にも述べたように、テニス肘の改善は局所的な筋膜リリースが効果的ですが、カイロプラクティックによる姿勢や呼吸機能の改善も重要です。肩甲骨や胸椎の調整を通じて、呼吸筋や姿勢に関連する筋肉のバランスを整え、肘への負担を軽減します。総合的なアプローチにより、テニス肘の症状を根本から改善し、日常生活への影響を最小限に抑えることが狙いです。


●最後に

当院では、お客様のライフスタイルや身体の状態に合わせたオーダーメイドの施術を提供しております。肘やその他の問題について、早期にご相談いただくことで、短期間での改善が期待できます。快適な生活を取り戻し、健康的な日々を過ごしていただけるようサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

フィジック恵比寿
 
 

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