カイロプラクティック治療による肩こりと頚部痛の改善症例
長時間のデスクワークが引き起こす肩こりと頚部痛の対策
1ヶ月間でのカイロプラクティック治療の効果と経過とは
50代男性 会社員 白金台在住
◆初回の状態
長年の肩こりに悩まされており、1ヶ月前から首の痛みを感じ始めた。痛みは徐々に強くなり、最近では左腕にもしびれを感じるようになっている。特に、首を後ろに倒した際に痛みが増し、左上肢にも痛みが放散することがある。痛みは夕方から夜間にかけて悪化することが多い。デスクワークを長時間行う仕事が辛くなっている。これまでに電気治療などを試してきたが、症状の改善は見られなかった。友人の紹介でフィジック恵比寿を訪れた。
◆初回の状態
– 首を反らせる動作がつらい
– 左腕のしびれ
– 首を反らせると左腕が痛い
– 就寝時に痛みが増強する傾向
– 長時間のデスクワークで症状が悪化
◆検査と施術
検査 サービカルコンプレッションテスト陽性
検査 左上肢の腱反射低下
検査 頸椎の側屈および伸展で左上肢痛の再現
検査 上部胸椎の伸展制限
検査 小胸筋、大胸筋の過緊張
施術 上部胸椎の緩やかな矯正
施術 過緊張の筋肉をリリース
施術 肩甲骨の可動域を向上させる手技
施術 腕の筋膜リリース
施術 体幹強化エクササイズ
◆その後の経過について
初診から6回の施術で痛みは半減し、その後の3回の施術で症状はほぼ完全に改善されました。トータルで約1ヶ月半の治療期間を要しましたが、日常生活における痛みから解放されたご様子で、デスクワークの際も快適さを取り戻されました。
◆担当カイロプラクターのコメント
患者の頚部痛の主な原因は、上肢筋膜の過剰な張力によって頸椎に圧迫がかかっていたことです。この過剰張力により、中部頸椎の可動域が亢進している一方で、頸椎と胸椎の移行部には過度の硬さが生じていました。移行部の硬さは、関節の可動域を制限し、逆に他の部位での可動亢進を引き起こしやすくなります。このように、可動亢進と可動制限は体の中で交互に生じることが多く、これが今回の症例の特徴的なパターンでした。
さらに、患者は長年デスクワークを続けており、その間に不良姿勢が慢性的に形成されたことが、頚部や肩の筋肉に持続的な緊張をもたらしました。このような姿勢の悪さが頸椎や胸椎に負荷をかけ、痛みの原因となる圧迫や筋緊張を引き起こしていたと考えられます。
施術では、まず上部胸椎の緩やかな矯正を行い、移行部の硬さを軽減することを目指しました。加えて、肩甲帯および上肢の筋膜リリースを行い、過剰な筋肉の張力を緩和させました。
今後は、再発を防ぐためにも、デスクワーク時の姿勢改善や定期的なストレッチを継続することが重要です。特に、肩甲骨周りの筋肉の柔軟性を保ち、長時間のデスクワークでも体に負担をかけないような姿勢を心がけることが推奨されます。また、必要に応じて定期的なメンテナンスの施術も考慮するべきです。これにより、患者の長期的な健康維持と再発防止が期待されます。
患者様の頑張りと意識的な取り組みにより、症状の改善が見られたことを大変嬉しく思います。これからも、無理のない範囲で姿勢やストレッチに気を配りながら、快適な生活を続けていきましょう。私たちも引き続きサポートいたしますので、一緒に健康を守り、さらに良い状態を目指していきましょう。何かお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。応援しています!
フィジック恵比寿
WHO基準カイロプラクティック
【フィジック恵比寿】
03-6450-2365(予約優先)
〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-7-22 ハイシティー広尾Ⅱ 401
◆JR恵比寿駅から徒歩7分<Google Mapはこちら>
平 日:10:30~20:30
土日祝:10:30~19:00
定休日:木曜・金曜