内臓下垂と便秘に悩む30代女性
デスクワークと姿勢が影響
カイロプラクティックと内臓調整による改善の可能性
30代女性 会社員 目黒区在住
◆初回時の訴え
20代後半から便秘と内臓下垂に悩んでおり、便通は3日に1回程度で、時には1週間以上排便がないこともある。お腹の張りやポロポロした便も多く、お腹がスッキリしない日が多い。30代になってから肌荒れが目立つようになり、食後にはお腹が張りやすくなった感じもしている。普段はデスクワークが主な仕事で、長時間座りっぱなしの生活が長く、仕事の時間も長い上にストレスレベルも高い。自分の身体を変えたくて、WEBで検索して当院へ来院した。
◆初回の状態
・姿勢:
猫背、長時間のPC業務による猫背
・生活習慣:
1日10時間のデスクワーク、テレワークのため1日2000歩程度の歩行
炭水化物中心の食事、朝食抜き、水分はほどほどに摂取
・使用している薬
下剤(便秘時のみ使用)、下剤使用後は排便はあるが便秘は繰り返す
◆検査と施術
検査1: 小腸、大腸の膜の過緊張とポジションの変位
検査2: 腰椎が丸く、座った姿勢で背筋を伸ばすのが辛い
検査3: 内臓のポジションを変えると足の筋力が弱くなる
検査4: 体力不足で力が出にくい状態
検査5: 腹筋が硬く、臀筋が弱い。
施術1:カイロプラクティックによる姿勢調整。
施術2:内臓のポジションを変える調整。内臓下垂のアプローチ。
施術3:腹部の筋肉の緊張を緩める操作。腹部の張りを軽減。
施術4:小腸、大腸のゆるやかな調整。
施術5:食生活や水分摂取に関するアドバイス。腸の活動に関するセルフケアアドバイス。
◆その後の経過について
・施術7回目で便通の改善が見られ、排便後のすっきり感が向上。量の程度はあるが、毎日便意を感じるようになった。
・腹部の張りには波があるが、施術12回目以降に張りは8割改善した。
・食後のお腹の出方も以前より少なく、ズボンに余裕が生まれた。
・御本人は生活の質が向上したことを感じており、現在は2週間に1回のペースで施術継続中。
◆担当カイロプラクターのコメント
●内臓下垂と便秘の関係
内臓下垂は、長時間のデスクワークや不適切な姿勢によって引き起こされることがあります。特に猫背や長時間の座りっぱなしは、内臓に圧力をかけ、腸の動きを妨げることが多くあります。また、足を組んだり、1日を通して歩行時間が短いと、腸の蠕動運動が減少することもあります。
内臓下垂が慢性化すると、呼吸が浅くなり、疲れやすくなる他、当然ながら腸の機能低下、食欲減退、気持ち悪さ、腹部の不快感が生じやすくなります。当院ではカイロプラクティックだけではなく、内臓のポジションを調整するほか、エネルギー循環の検査なども必要に応じて行います。
●姿勢の重要性
長時間のデスクワークや不規則な生活が姿勢に与える影響は大きく、猫背や前傾姿勢が習慣になると、内臓や消化機能に悪影響を及ぼします。言い換えれば「構造的負荷」です。
カイロプラクティックでは、姿勢の改善を図ることで、骨盤の傾斜や腰骨の圧迫を解消し、内臓の位置やお腹の空間を変化させるなど、さまざまな変化を通して機能の正常化を促進します。姿勢の改善は、便秘の改善にも大きく寄与する可能性があるのです。
また、背骨の神経には自律神経の線維が含まれているため、背骨の歪みによって内臓からの信号を抑制したり、脳からの伝達を乱すことが起こり得ます。カイロプラティックで背骨の調整を行うと伝達にも良い影響が期待できるでしょう。
●生活習慣の見直し
今回の方のように、炭水化物中心の食生活や不規則な食事は、腸の働きを悪化させることがあります。カイロプラクティック施術に加えて、食生活の改善や適度な運動、ストレス管理などの生活習慣の見直しも重要です。これにより、腸の機能が改善され、便秘のリスクが低下する可能性があります。
当院では、カイロプラクティックによる姿勢の改善に加え、内臓のサポートや生活習慣のアドバイスを通じて、患者さんの健康をトータルでサポートしています。内臓下垂や便秘でお困りの方は、ぜひご相談ください。
フィジック恵比寿
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