【症例紹介】飛距離ダウンに悩む40代ゴルファー ―「可動域」と「連動性」を良くしてヘッドスピード回復へ

「昔より飛ばなくなった…」40代から始まる体の変化

学生時代からゴルフを続け、公式戦にも出場する競技志向の本格派ゴルファー。40代に入り、ヘッドスピードの低下と体の捻転不足を実感するようになり、飛距離の伸び悩みから「スイングにキレがない」と悩まれていました。自己流のストレッチや筋トレも効果が乏しく、フィジック恵比寿にご相談いただきました。

【原因】“Xファクター”の減少とキネマティックシークエンスの崩れ

ゴルフパフォーマンスの低下には以下のような身体の傾向が関係していました：

• 胸椎（背中の上部）が硬くなり、代償的に腰（腰椎）が回旋することで多裂筋や腰方形筋が過剰に働き、腰への負担が増加。
• 股関節の左右差（右の内旋、左の伸展制限）により、バックスイングが浅くなる。
• 肩甲骨の動きが制限され、僧帽筋・前鋸筋の機能が低下。スイングアークが狭くなる。
• 浅い呼吸により肋骨の可動性が低下。横隔膜、腹筋群の機能低下で体幹の回旋力が弱まる。
• Xファクター（肩と骨盤の捻じれ差）が小さく、腹斜筋の活動が低下してスイングパワーが溜められない。
• キネマティックシークエンス（骨盤→体幹→肩→腕→クラブの順）が乱れ、運動連鎖が崩れてヘッドスピードが出にくい。

【施術・トレーニング内容】

フィジック恵比寿では、ゴルフバイオメカニクスに基づいて、以下のような施術とトレーニングを行いました：

• 背中〜腰まわり（胸椎〜骨盤帯）の柔軟性を高め、ねじる・反らすといった動きを引き出す施術（筋膜リリースや関節調整）。
• 呼吸を活用して肋骨まわりの硬さを緩め、横隔膜・体幹の安定性を向上を目的としたトレーニング。
• Xファクターを大きくする、ストレッチと体幹の回旋力を強化する回旋トレーニング。
• 股関節の可動域を広げるストレッチと、腰と股関節を分けて動かす「分離運動ドリル」。

週1回ペースで約2ヶ月の継続ケアの結果、S様のヘッドスピードは約3m/sアップ。飛距離が回復し、本人も「インパクトの強さが明らかに変わった」との喜びの声を頂きました。

【お客様の声】

「限界だと思っていた体がここまで変わるとは」
若い頃のようには打てないとあきらめていましたが、体の使い方を変えるだけで飛距離もスイングのしなやかさも戻ってきました。ミスも減ってゴルフがさらに楽しくなっています。今後も継続してケアしていきたいです。

【まとめ】“年齢のせい”ではなく“体の使い方”の問題かもしれません

40代以降に増える「飛距離の低下」「体の硬さ」は、年齢ではなく、体の機能的な使い方の変化が原因になっていることが多いです。

フィジック恵比寿では、TPIとバイオメカニクスに基づいた評価・施術・トレーニングを通じて、飛距離アップにつながる体づくりをサポートします。

「もっと気持ちよく振りたい！」「もっと飛距離を伸ばしたい」
そんな悩みを感じたら、今こそ動ける体づくりをはじめましょう。