おなかと首から整える“マタニティ・ハンズケア”
「妊娠してから肩がガチガチに…」「頭がズキズキして毎日つらい…」そんな声を多くの妊婦さんから伺います。実はこの不調、単なる姿勢の問題だけではありません。ホルモンの変化、消化器のトラブル、腸の粘膜バリアの乱れなどが影響し、全身の緊張や慢性炎症、そして自律神経の不調につながっていることがあります。この記事では、グルテンや乳製品との関係を含めた自然療法の視点から、ケアのヒントをご紹介します。
腸の粘膜バリアとリーキーガットの関係
妊娠中はホルモンバランスの影響で、腸の動きや消化能力が低下しがちです。ここに小麦粉製品(グルテン)や乳製品(カゼイン)を多く摂ると、腸の粘膜に負担がかかり、「リーキーガット(腸漏れ症候群)」と呼ばれる状態になることがあります。これは未消化の物質や炎症物質が血中に漏れ出し、全身の慢性炎症や神経系の不調を引き起こす一因にもなります。
腸内環境と肩こり・頭痛の意外な関係
腸内の炎症やガス、便秘が続くと、内臓反射を通じて肩や首、後頭部の筋肉が緊張しやすくなります。腸内細菌の乱れは自律神経のバランスにも影響を与え、交感神経優位の状態が続けば、頭痛や筋緊張が慢性化することも。特に乳製品や小麦製品に敏感な方は、食事の見直しが不調を改善するきっかけになることがあります。
フィジック恵比寿の自然療法的アプローチ
フィジック恵比寿では、「おなか」からやさしく整える“マタニティ・ハンズケア”を中心に、食事・栄養指導まで含めた統合ケアを行っています。
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- おなかのハンズケア(内臓マニピュレーション):胃、肝臓、胆のう、腸などのやさしい操作で自律神経による反射的な肩や首のこりを改善
- 頭蓋・頸椎調整:首・後頭部の歪みや硬さをソフトに整え、頭痛の原因にアプローチ
- 分子栄養学的サポート:腸の粘膜再生に関わるビタミンAやグルタミン、ビタミンDの摂取指導。リーキーガットに配慮したグルテン・カゼインフリーの食事提案も
- プロバイオティクス(ビフィズス菌、乳酸菌)/プレバイオティクス(水溶性食物繊維など善玉菌のエサ)の提案で、腸内環境から体調改善をサポート
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【まとめ】
妊娠中の肩こり・頭痛の背景には、腸の炎症、ホルモンバランス、自律神経の乱れ、姿勢の変化が複雑に関与しています。食事や内臓からのケアを取り入れることで、体の深部から負担を減らし、日々をもっと心地よく過ごせるようになります。
フィジック恵比寿では、妊婦さんの体質とライフスタイルに寄り添った独自のメソッド「マタニティ・ハンズケア」で、より健やかなマタニティライフをサポートしています。
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