自律神経とホルモン変動へのインナーアプローチ
妊娠中、「急にふらっとする」「立ち上がるとめまいがする」といった不調を感じたことはありませんか?これらの症状は、妊婦さんにとってよくあるものですが、原因がわからず不安になる方も多いのではないでしょうか。
実は、自律神経の乱れやホルモンバランスの変化、さらには頭蓋骨のゆがみまで、さまざまな要因がめまいやふらつきに関係していることが分かってきました。今回は、妊娠中のめまいの背景にある体の仕組みをわかりやすくご紹介します。
ホルモン変動と副腎の関係
妊娠中は、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌が急激に変化します。この変化に対応するため、副腎はストレス調整ホルモンであるコルチゾールの分泌を活発にします。
しかし、ストレスや疲労が重なると副腎機能が落ちる「副腎疲労」の状態になり、ホルモン分泌がうまくいかなくなることがあります。特に注目されているのが、副腎の働きと血圧調整の関係です。
副腎が弱ると起立性低血圧が起こりやすくなり、立ち上がった瞬間にふらつくなどの症状が出ることがあります。
自律神経と血圧・血糖の関係
自律神経は、私たちの体の血圧や血糖を自動的に調整する働きをしています。妊娠中は交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすく、低血糖や血圧の急な変動に体が対応しきれなくなり、ふらつきやぼんやり感が起こることがあります。朝の空腹時や入浴後などは特に注意が必要です。
頭蓋骨のゆがみと平衡感覚の関係
妊娠による姿勢の変化や噛みしめ癖、ストレスなどが続くと、頭の骨(とくに側頭骨や蝶形骨)に微細なゆがみが生じやすくなります。これらの骨は、耳の奥にある「前庭器官」と呼ばれる平衡感覚のセンサーと密接に関わっています。
あたまの骨や脳をとりまく髄膜にゆがみがあると、まるで船に乗っているような“ふわふわ感”や方向感覚のズレ、軽い吐き気などを感じることもあります。
【まとめ】
妊娠中のめまいやふらつきは、単なる「よくある症状」ではなく、自律神経や副腎、ホルモンバランス、さらには頭蓋骨のゆがみなど、いくつかの体の働きが関係して起こっていることが臨床的にもわかっています。
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