赤ちゃんの体質にもつながる“副腎ケア”のすすめ
妊娠中、「なんだかいつも疲れている」「しっかり寝ても疲れがとれない」と感じていませんか?
妊娠の影響と片づけられがちですが、実は“副腎疲労”のサインかもしれません。
ストレスへの抵抗力や体の回復力に関わる副腎は、妊娠期にフル稼働します。その働きが弱まると、疲労感だけでなく、ホルモンバランスや血糖の乱れ、さらに胎児への影響にもつながることがわかってきました。
副腎の働きと妊娠中の疲れの関係
副腎は「ストレス処理の臓器」とも呼ばれ、コルチゾールというホルモンを分泌して、血糖や血圧の調整、免疫機能の維持を担います。妊娠中はホルモンの変動や睡眠不足、栄養バランスの乱れで副腎に負担がかかりやすく、副腎疲労の状態に陥ることがあります。特に、甘いスイーツや飲み物に頼りすぎると、血糖値の乱高下が起きやすくなり、副腎をさらに疲れさせる原因となります。
副腎疲労が赤ちゃんに与える影響
お母さんが慢性的な副腎疲労を抱えている場合、ストレス時に母体のコルチゾールが不足すると、胎盤を通して赤ちゃん側の副腎からコルチゾールを受け取ることがあります。その結果、出生後の赤ちゃんが副腎機能の低下状態で生まれるリスクが高まり、アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、夜泣きなどの症状が出やすくなると考えられています。特に2人目・3人目の出産ではこの影響がより顕著になる傾向があります。
副腎をいたわる生活習慣
-
-
- 栄養面では、血糖調整を助けるタンパク質や食物繊維をしっかりと摂ることが重要です。
- 副腎は体内で最もビタミンCが多く存在する臓器です。ビタミンCとEを同時に摂ると、抗酸化作用がさらに高まり、副腎のサポートを行うことができます。
- グルテンや乳製品などが腸の粘膜を刺激している場合、リーキーガット(腸もれ)を引き起こし、副腎に悪影響を及ぼすこともあります。必要に応じて、食事から除去する選択肢もあります。
- 早めの就寝と十分な睡眠、成長ホルモンの分泌を促すリズムを整えることも副腎ケアに有効です。
-
【まとめ】
妊娠中の疲れやすさは単なる体力不足ではなく、「副腎疲労」という見えにくいサインかもしれません。
フィジック恵比寿では、分子栄養学・おなかのハンズケア・休息と運動のアドバイスを組み合わせ、妊娠期の副腎をやさしく整えるナチュラルケアをご提案しています。
お母さんの体を整えることは、赤ちゃんの未来を整えることにもつながります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
TOP「マタニティ・ハンズケア」専門ガイド|骨盤・内臓・体質にアプローチするナチュラルケア
【自律神経の乱れ】肩こり・頭痛・めまい・イライラ…妊娠中の不調を整えるハンズケア