“ナチュラルケア × 医療”を正しく理解するための基礎ガイド
妊娠中の体調不良や不安があるとき、「病院に行くべき? それとも整体や治療院?」と迷ったことはありませんか。
産婦人科では異常なしと言われたけれど、カラダとココロにつらさを抱えている…そんな経験がある妊婦さんは少なくありません。
目的や役割に応じて、医療の守備範囲と、カイロプラクティックや整体などの“からだを整えるケア”の違いを知っておくことは、妊娠期の安心につながります。
医療(産婦人科)が担うのは“診断と治療”
産婦人科では、赤ちゃんの成長や妊娠経過に異常がないかを確認する検査や診断、薬の処方や緊急時の対応を専門としています。胎児の発育や出血、早産のリスク、妊娠高血圧など、命に関わる症状に対しては、医療による迅速な対応が不可欠です。
病気かどうかを見極め、必要な治療を行うのが医療の役割であり、妊娠期における最も重要なサポーターでもあります。
ナチュラルケアが担うのは“日常的な体のゆらぎへのケア”
病院の検査では異常がなくても感じる不調――たとえば、背中のこわばり、呼吸の浅さ、胃のムカムカや便秘、逆子、睡眠の質の低下、感情の起伏、睡眠の乱れなど――
こうした“未病”の状態に対しては、カイロプラクティックや自然療法の領域が力を発揮します。未病とは病院の検査ではっきりした原因がわからない不調のこと。具体的には、めまい、頭痛、関節の痛み、むくみ、疲れ、メンタル障害、消化不良など。
通常の保険医療では、痛みの部位や病気そのものにフォーカスされることが多く、その背景にある生活習慣や体質、栄養状態、ストレスの影響までは深く扱われることが少ないのが現状です。
当院では、症状や不調の背景にある原因に着目し、からだの内側で起きている体質の変化を見極めることで、根本からのケアを目指しています。骨盤のゆがみ、腸内環境、自律神経やホルモンのバランスといった要素を統合的に整えていくのが「マタニティ・ハンズケア」の強みです。
医療との併用が、もっと安心な妊娠期をつくる
医療と自然療法は、どちらが正しいというものではありません。それぞれの専門性を知り、適切に使い分けることが妊婦さん自身の安心と健康につながります。
たとえば、妊娠中の便秘やむくみ、眠りの質の低下、胃腸の不調など、出産への不安感など、命に関わるほどではないが健康状態を乱す症状に対しては、カイロプラクティックや栄養・生活習慣の見直しが役立つこともあります。
必要なときには医療に頼り、日常的な不調には「マタニティ・ハンズケア」で整えていくというスタイルが、妊婦さんの心とからだを守る選択肢となります。
【まとめ】
妊娠中の体は、目に見える変化と見えにくいゆらぎの両方を抱えています。医療では病気やトラブルに対する診断と治療が中心となりますが、当院ではそうした症状の“背景”にある原因や内側からの体質変化を見つめることで、より本質的なサポートを行っています。
「通常の保険医療」と「マタニティ・ハンズケア」、それぞれの強みを理解し、補い合うことで、妊娠期をより安心して、健やかに過ごすことができるのです。
痛みや不調を「治す」だけでなく、不調の原因や体質を「整える」こと。その“手段と拠り所”があることを知っておくだけでも、あなたのマタニティ・ライフはもっと軽やかで健やかになります。
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