16. 妊娠中の不眠、眠りが浅い夜に

睡眠の質を上げる整体と生活リズムのやさしい整え方

 

「夜になっても眠れない」「眠ってもすぐに目が覚めてしまう」――妊娠中にこのような睡眠の悩みを抱える方は少なくありません。お腹の張りやトイレの近さに加えて、精神的な不安や体の不調が重なることで、夜の眠りが浅くなりがちです。

特に妊娠後期になると、自律神経の乱れやホルモンバランスの変化が影響し、眠りのリズムが崩れやすくなります。

この記事では、睡眠の質を整えるための自然なアプローチと生活習慣の工夫をご紹介します。

 

眠る妊婦さん

 

 

ホルモンと栄養の関係

妊娠中の睡眠は、ホルモンの働きに大きく左右されます。睡眠ホルモンである「メラトニン」は、日中に分泌される「セロトニン」からつくられます。セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれ、日光や軽い運動で分泌が促されます。

これらのホルモンの材料となる「トリプトファン」は、鉄やビタミンB群、葉酸などの栄養素が不足していると十分に働けません。妊婦さんの食事では、こうした栄養素を意識してとることが大切です。

 

 

睡眠ホルモン

 

 

光と自律神経のリズム

睡眠リズムを整えるうえで、光のコントロールはとても重要です。スマートフォンやパソコンのブルーライトは、交感神経を刺激し、メラトニンの分泌を妨げてしまいます。

夜は照明を少し暗めにし、寝る前はブルーライトを避けて、読書や音楽などリラックスできる時間を持ちましょう。

朝起きたら日光を浴びることも、体内時計を整えるために効果的です。

 

睡眠

 

 

体の緊張をゆるめる整体ケア

眠りが浅くなる原因の一つに、自律神経の緊張があります。妊娠中の姿勢の変化やホルモンによる関節のゆるみは、首や背中、骨盤まわりに余計な負担をかけ、自律神経のバランスを乱すことがあります。

フィジック恵比寿では、優しい施術でお腹や骨盤の緊張をゆるめ、副交感神経が働きやすい状態に導きます。整体後に「夜ぐっすり眠れた」とお声をいただくことも少なくありません。

 

妊娠中の不眠や緊張をやわらげるマタニティケア

 

 

【まとめ】

妊娠中の不眠は、単なる睡眠の問題ではなく、ホルモンや自律神経、栄養状態のサインでもあります。毎日の生活の中で、小さな工夫を重ねることが、心地よい睡眠につながっていきます。

薬に頼らず、自然な形で眠りの質を整えたい方は、ぜひ「マタニティ・ハンズケア」で心と体のバランスを見直してみてください。

睡眠が整えば、日中の疲れや気分の落ち込みも和らぎ、健やかな妊娠期を過ごす手助けになります。

 

 

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