ランニング障害で来院。走るとスネが疲れてつりやすい<ランニングの症例>

ランニング中のスネの疲れで来院
腸腰筋の低下が招く代償運動
ランナーの症例

30代 女性 会社員 新宿区から来院

◆来院時の状態
・走っていると足のスネが疲れやすい。
・最近は5km前後でつってしまい、歩かないといけない。
・ミネラル不足だと思い、サプリメントを飲んだが変化を感じない。
・カーフサポーターも試したが、やはりランニング中はつってしまう。
・右股関節の外側に痛みもあり、距離がなかなか伸ばせない。
・知人からフィジック恵比寿を紹介してもらって来院した。

 

◆検査結果
・片足立ちになると骨盤が不安定になる。
・片側にお尻を降るような歩行が確認できる。
・腸腰筋の筋力低下と、腎臓下垂の疑い。
・股関節の外側が腸腰筋の代償によって過剰に緊張。
・右足が改版母趾になりかけており、扁平足も見られる。
・骨盤、股関節、腰椎頚椎の機能障害

ランニング障害の症例多数◆フィジック恵比寿

 

◆カイロプラクティック施術の内容
・背骨と骨盤、股関節の矯正
・腎臓を持ち上げる内臓調整。内臓の膜をリリース。
・腸腰筋のリハビリ・エクササイズ
・股関節の外側に位置する筋肉のストレッチと再教育。
・外反母趾に対して緩やかな調整
・ランニング姿勢の確認

 

◆患者さんの感想
・毎回確実に体が変わるので問題解消に向かっていると実感できます。納得して施術を継続することができました。

・今まで様々な整体やマッサージなどを受けてきましたが、こんなに細かく体の説明を受けたのは初めてでした。

・足がつってしまう原因だけではなく、走り方や体のゆがみなども含めて、トータルな施術を考えてくれることが嬉しかったです。

※ご本人の許可を頂いて掲載しております。

きれいな骨格で楽しいスポーツを

 

◆担当カイロプラクターから
ランニング障害やスポーツ障害では、骨格を整えて腱の負担を減らし、筋力がしっかり発揮できる状態を作ることが重要です。
また、筋肉がつってしまう原因はミネラル欠乏・脱水・冷えなどが一般的ですが、この方はもう少し複雑な原因がありましたので以下にご紹介します。

正しいランニングフォームは正しい背骨の動きから

ランニング中にスネがつった原因その1

体の中心に「腸腰筋」と呼ばれる大きな筋肉があります。これは股関節を動かす筋肉ですが、腎臓と深い関わりがあります。腎臓は体内で移動しやすい臓器で、浮遊腎(ふゆうじん)や腎下垂(下に落ちること)を招きやすいと言われています。特に右側の腎臓は下垂しやすい特徴があり、腎下垂によって同じ側の腸腰筋が弱化することが多々あることはあまり知られておりません。このような問題が根底に存在すると、ランニング中に腸腰筋が使われるタイミングで代償運動が起こり、徐々にフォームが乱れていくのです。つまりはパフォーマンスが低下した状態でレースに望むことになります。

 

ランニング中にスネがつった原因その2

腎臓は尿を濾過して水分を再吸収したり、血圧調整や血液をアルカリ性に保つ働きなどを担っています。腎臓が下垂すると、これらの機能が低下し、水分バランスの乱れや血中のアシドーシス傾向につながります。アシドーシスとは体液が酸性に傾いた状態で、疲労や炎症を招きやすくなる状態です。これによって、ランニング中の筋疲労が通常よりも早く進んでしまい、スネがつりやすくなったと考えられます。

尚、この方は施術後に毎回徐々に距離が伸びていき、6回目の施術時には10km走っても足がつらなくなりました。8回目の施術時には、運動で足がつることもなくなり、現在は大会に向けたメンテナンスを継続中です。

症状のない健やかな体へ

フィジック恵比寿では、カイロプラクティックで構造のゆがみを解消するだけではなく、問題解決のために総合的な視点で施術プランを立てていきます。ランナーの方々は大会などで期限付きの目標があるため、適切なプランニングで確実に前進することが重要です。お困りの方は是非ご相談下さい。

 

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