<四十肩・五十肩の最新研究②>原因は関節内圧の減少

四十肩・五十肩の最新研究データ

肩の痛みの原因となる関節内圧の減少に注目

Treatment of Frozen Shoulder Using Distension Arthrography (Hydrodilatation)

A Case Series: J Keith Simpson, BA(HONS), DC, PhD. And Richard Budge, MBChB, FRANZCR

Australas. Chiropr. Osteopathy. Jul 2004; 12(1): 25–35. PMCID: PMC2051310

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2051310/pdf/aco121-025d.pdf

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2051310/

 
フィジック恵比寿 整体院

オーストラリアでカイロプラクターと外科医師の協力のもとで行われた調査報告です。

フローズンショルダー(日本語では、四十肩・五十肩、肩関節周囲炎)は、つらい痛みが長期に及ぶ筋骨格系の障害として一般的に知られています。四十肩・五十肩についてはこれまではっきりした原因が掴めていませんでしたが、実際には肩関節包被膜内圧(関節内の容積)の減少が原因となって痛みが発症しているケースが非常に多いということを報告しています。

700症例に対して、関節容積を人為的に膨張させるために肩関節造影のもと関節内に生理食塩水を注入する処置を行ったところ、その多くで処置後には痛みと動きの大幅な改善がみられています。

発症から数週および数カ月の期間を目安に、比較的早い段階での関節内注射を行うことができれば、四十肩・五十肩の回復を早めて医療費の削減にもつながるという結論を出しています。

 

<フィジック恵比寿のコメント>

四十肩・五十肩の患者さんに関節包内注射を行うことは、減少した関節内の容積を回復させて肩関節の関節運動と肩甲骨と上腕骨の骨運動を正常化に行なう手助けとなります。関節内圧が低下し、関節被膜が委縮した状態では、通常の滑らかな関節運動が行われずにゆがみやアンバランスを悪化させる原因になります。

四十肩、五十肩では、炎症がある治まった段階では、肩を痛みのない範囲で運動させることで関節滑液の循環を促して関節包内の容積を回復させることを行います。関節内注射は時間をかけずに容積の回復を行うことができる手段であると言えるでしょう。

米国や豪州では、カイロプラクターがドクターの医療資格を政府が公認しているため、カイロプラクティック治療の一環として、関節内注射をカイロプラクティックのクリニック(保険も適応されることが多い)で受けることができます。少しでも早く患者さんに良くなっていただくために、こういったベストな選択肢を提案することができる欧米の合理的な風土がこの背景にあると思います。

日本の医師法では整形外科や外科医師に関節内注射をしてもらいながら、カイロプラクティックオフィスでの関節アジャストメント、運動療法と栄養指導を受けることがベストな改善を促す選択肢だと思います。

 

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