繰り返す下痢や便秘のお悩みなら
便秘薬に頼るだけではなく根本的に腸の働きを整えましょう!
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◆日本の450万人が便秘で困っている
フィジック恵比寿には筋肉や骨格の症状以外でご来院される方がいます。その中で比較的多い相談は「便秘」です。便秘で悩む多くは女性で、小学生の頃から便秘薬を服用し続けているという方もおります。男性は便秘よりも緊張性の下痢を改善したいという相談が目立ちますが、実は男性も便秘でお困りの方は非常に多いというデータが存在します。
平成28年の国民生活基礎調査によると、女性の約4.6%、男性の約2.5%が便秘を自覚しています。この数字だけを見ると少なく感じますが、人数に換算すると男女合わせて約450万人以上が便秘を自覚している計算になります。しかもこの数字には重度の便秘で入院している方が入っていません。
特徴的なことは、女性は20代以降になると10代の頃より2倍以上の方が便秘を自覚するということです。これは社会人になった影響で環境的ストレスと心身的ストレスが増加したことが原因だと考えられます。
社会人になると学生時代のように運動する機会が減少し、仕事に追われて睡眠不足や栄養バランスが乱れるなど、生活習慣が明らかに変化します。これが原因で便秘を悪化させる可能性は否定できません。つまり便秘は生活環境と体の問題が相互に影響しあっていると考えることができます。これを踏まえるとカイロプラクティックケアを受ける大切さが見えてきます。
◆便秘に対するフィジック恵比寿のケア
フィジックでは国際基準カイロプラクティックに加え、アプライドキネシオロジー(Applied kinesiology:AK)による身体検査、内臓調整、頭蓋調整、栄養の知識共有などを組合わせることで、根本から体の健全さを取り戻すアプローチを行っています。
これまでには小学生の頃から続いている便秘が改善した例もあり、過去6年間(2020年4月現在)で得られた多くの経験と知識を使って便秘改善のプランを練っています。
◆カイロプラクティックで変化が期待できる便秘のタイプ
便秘は器質性(病気や内臓奇形など)と機能性に大別され、大腸通過遅延型の便秘と、排便困難を伴う便排出障害で分類されることが国際的な捉え方です。結論を申し上げると、機能性便秘かつ疾患に影響されていない便秘であれば、カイロプラクティックケアによる改善が期待できます。
急性便秘、薬害性便秘、膠原病、代謝性疾患、内分泌疾患などの疑がある場合は、まず初めに医療機関を受診されることをオススメします。特に内視鏡検査を受けたことが無い50代以降から高齢者の便秘には注意が必要だと考えています。
◆便秘の原因は蠕動運動の低下だけではない
一般的に便秘の方は、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が低下していると言われています。分かりやすく言うと「動きが悪い」ということになります。
確かに蠕動運動の低下は便の排出を遅らせてしまうため、宿便を増やすことに繋がります。便秘の方はよく「お腹が動いていない気がする」と言われますが、まさにその通りなのです。しかし便秘の原因は様々であり、先にも述べたようにいくつかの分類が存在します。月経時のみの便秘や、水分不足で便が過度に硬化しているケース、食物繊維の摂取不足などは頻繁に目にします。産後の女性や妊婦さんなどは筋力不足で腹圧が低下しているため「いきめない」というケースも少なくありません。これらは蠕動運動の低下だけではなく、他の要因も含まれているのです。
具体的には次のような要因が挙げられます。
・回盲弁障害(開放・閉鎖)
・猫背、丸まった姿勢
・頚椎、骨盤のゆがみ
・内臓の位置ズレ(内臓下垂など)
・自律神経の乱れ
・食事の方法(よく噛まない、足を組んで食べるなど)
・過度(長期)のストレス
・筋力不足(腹筋、体幹の弱化)
・副腎機能低下
それでは、この中でも特徴的なものをいくつかピックアップしてまみましょう。
◆回盲弁障害について
回盲弁は右脇腹に位置する腸のゲートで、小腸(回腸)と盲腸の境目に存在します。回盲弁は盲腸から逆流を防ぎ、小腸を汚染から防ぐ役割を担っています。つまり便が通過する時のみ開き、通過後は盲腸の内圧で即座に閉まるという自動ドアのような機能を持っているのです。この機能には自律神経のバランスも関わっています。
回盲弁は水深50cmの水圧に耐える構造ですが、何らかの影響で盲腸の圧力が増減すると回盲弁の機能に障害が現れます。これは1986年H Ehrenらの研究によっても裏付けが取れており、圧力の上昇は腸を部分的に低酸素状態にさせることが分かっています。要は回盲弁障害が腸の機能を低下させることに疑いの余地は無いということです。では回盲弁障害をもう少し具体的に見ていきましょう。
<回盲弁開放症候群:Open回盲弁>
盲腸の内圧が低下し、回盲弁が自動で閉まらなくなる障害をオープン回盲弁と呼びます。オープン回盲弁は便の逆流を生み、小腸が汚染された環境を作り出してしまいます。小腸は水分を壁から血管へ流し込む働きを持っています。つまりオープン回盲弁は逆流した便の毒素や大腸の細菌を血液に取り込むことになり、様々な不調を生み出すと考えられているのです。
以下の項目に心当たりがある方はオープン回盲弁の疑いがあるかも知れません。
・便秘と下痢を繰り返す
・病院で原因がはっきりしないめまい
・むくみ
・目の下のクマが治らない
・うさぎの便のようにぽろぽろしている
・手首を曲げる筋力が弱い
・つまずきやすい(股関節を引き込む筋力の低下)
<回盲弁閉鎖症候群:Clause回盲弁>
盲腸の内圧が高くなると回盲弁を締め付ける力が増加し、開きにくくなることがあります。これをクローズ回盲弁と呼びますが、臨床的にはオープン回盲弁よりも頻度が少ないと言われています。なぜなら副交感神経が優位になっている方がクローズ回盲弁を起こす傾向があるからです。ストレスフルな現代では圧倒的に交感神経が優位の傾向にあり、ほとんどがオープン回盲弁だと言われています。
クローズ回盲弁の疑いがある方は、以下のような特徴がみられます。
・睡眠時間が長い
・右下腹部が痛む
・斜頸(首が曲がっている)
・口臭が強い
・ガスがにおう
フィジック恵比寿ではこれら2種類の回盲弁障害をアプライドキネシオロジーによって鑑別し、調整を行っています。自律神経の働きが乱れやすい現代人は隠れ回盲弁障害が多く、特に急性腰痛(ぎっくり腰、寝違えなど)や数時間のフライトの後に来院された方には目立って回盲弁障害が確認されます。
カイロプラクティックは背骨の神経を刺激して自律神経の働きを整えるため、回盲弁障害を好転させるきっかけになると思って良いでしょう。また、食事や生活習慣のアドバイスなど、複合的なサポートも同時に行っております。
◆回盲弁障害は免疫にも関与している可能性がある
腸は免疫と深い関係にあり、アトピーやアレルギー反応との関連は否定できません。近年リーキーガットシンドローム(leaky gut syndrome(LGS):腸漏れ症候群)が注目されていますが、これはアレルギー反応により腸管の細胞形成が甘くなり、バクテリアや毒素が腸の隙間から体内へ侵入してしまう機能的疾患です。リーキーガットシンドロームを罹患している方は、回盲弁の健全性を保つことも望ましいと言えるでしょう。
◆姿勢や骨格のゆがみによる便秘
腸は骨盤内臓器と呼ばれ、骨盤に納まるような位置に存在します。近年のデスクワーク中心の生活は背中を丸めて猫背になりがちです。猫背は下腹部の筋力低下を生み、内臓下垂(内臓の圧迫)につながります。
具体的には食後におなかがポッコリする方や、骨盤周りが太りやすくなった方などは内臓下垂が起こっている可能性があると言えるでしょう。内臓下垂は腸を圧迫するため、蠕動運動(腸の動き)を低下させ、便を送り出す働きが弱くなります。これにより便秘が起こると考えられるのです。
先に述べたようにも、カイロプラクティックは背骨の神経を刺激し、自律神経を整える働きがあります。これにより腸の蠕動運動が促進し、便の通過時間を好転させることにつながります。
また、背骨の矯正は運動神経にも大きな影響を与えるため、姿勢の維持に使用されている筋力を回復させ、バランス機能も向上し、猫背姿勢の改善にも役立ちます。結果的に便秘解消の大きな一歩に貢献できると言えるです。
◆内臓下垂は月経や便秘にも影響する?
少し別の話になりますが、内臓下垂は知らず知らずのうちに生殖器の血行不良を招いている可能性もあります。つまり便秘の女性は月経や妊娠にも悪影響を及ぼすと考えることができるのです。実際に当院へ来院されている女性は便秘と月経の問題を同時に抱えていることが多く、ピルの服用を継続しながら、だましだまし生活している傾向があります。高齢出産も珍しくない現代において、今後の生活を考えるとあまり好ましくないと言えるでしょう。
少しでも若いうちに、先を見越した体づくりをお勧めします。そのためにフィジック恵比寿が全力で応援させていただきます。
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